原料乳について
時代とともに変化してきた
ノースプレインファームの原料生乳の歴史を紹介します
また有機生乳についてよくいただくご質問を
Q&Aにしてわかりやすくまとめました
ノースプレインファーム
原料生乳の歴史
1988年創業時 | 創業者が所有する大黒牧場の生乳で牛乳を製造 当初は宅配牛乳のみを製造しており 大黒牧場で生産される生乳の全量は使用せず |
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1998年 | 商品の製造量が増えるにつれて大黒牧場の生乳だけでは足りなくなり 興部町内の近隣牧場の生乳も原料として仕入れ始める この頃から全乳製品の原料に2つの牧場の生乳を使用する |
2008年 | 大黒牧場をノースプレインファーム農場部門に組織化 |
2014年 |
有機畜産、有機加工食品の有機JAS認証を取得 製造量の拡大に伴い生乳の仕入れ先牧場(興部町内)を1軒追加 |
2024年4⽉ | 興部町の隣町の雄武(おうむ)町にある菊地牧場が有機畜産の認証を取得 興部町内の生乳の仕入れ先牧場のうち1軒が生産を終了 |
2024年7⽉ |
雄武町 菊地牧場の有機生乳の仕入れを開始 興部町内の近隣牧場からの生乳の仕入れを終了 |
生乳から製造する商品の原料乳はすべて有機生乳になる ※クリームから製造するオホーツクおこっぺ醗酵バターの原料となる生乳は、主に北海道東部産です |
原料生乳についてのQ&A
- Q. 有機生乳はすべてノースプレインファームの牧場で搾られたもの?
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A. 同じこだわりを持つオホーツク地域の牧場の有機生乳も使用しています
創業当初はノースプレインファームの牧場で搾られた生乳だけを使用していましたが、商品製造量の増大に伴い、興部町内の同じ地区の牧場の生乳も原料として使うようになりました。その後、自社牧場の有機認証取得で商品により原料生乳を使い分けていましたが、隣町の雄武町の牧場も有機認証を取得されたので、その生乳を使うことで生乳から製造する商品の原料はすべて有機生乳に切り替えました。
- Q. ずっと有機生乳を使っているのですか?
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A. 2013年からの有機JAS認証取得の取り組みで2014年に「有機生乳」も原料とする製造がスタートしました
それまでは認証はありませんが草地は化学肥料を使わないことなど、「低投入、循環型酪農」を実践してきました。有機認証は法的な規格基準に適合していることを第三者機関に認めていただくということですが、それによって自社牧場で生産される生乳が「有機生乳」となり、それを原料として加工する商品の原材料にも「有機生乳」と表示できるようになりました。
- Q. 有機生乳はすべて興部町産ですか?
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A. 興部町を含むオホーツク地域の牧場の有機生乳を使用しています
当初は興部町の自社牧場産の生乳でしたが、2024年4月から、隣町雄武町の有機生乳も原料乳として使用し始めました。今後はこの地域で有機畜産の取り組みをする酪農家が増えた場合は、その生乳を使わせていただくことも想定しています。
乳製品の製造は興部町にあるノースプレインファームの工場で安全面、衛生面を管理しおいしさにこだわりのもとに行っています。
「オホーツクおこっぺ有機牛乳」をはじめ、私たちの商品名の多くに「おこっぺ」や「オホーツク」の名前が入っていますが、これには「酪農でおこっぺの町やオホーツク地域を盛り上げたい」という創業当初からの私たちの願いが込められています。 - Q. 全商品に有機生乳を使っているのですか?
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A. 有機規格ではない醗酵バターの原料には、北海道東部産の酪農家さんの生乳を原料としたクリームを使用しています
商品名は「オホーツクおこっぺ醗酵バター 食塩不使用」「オホーツクおこっぺ醗酵バター有塩」です。これは当社で醗酵バターをつくる経緯からその製造を続けています。(note参照)
- Q. なぜ他の牧場の有機生乳も使用するのですか?
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A. 同じこだわりを持つ牧場と協力してオホーツク地域の酪農の発展を目指しています
自社牧場の規模の拡大はしない考えなので、生産量に限界があるという現実はもちろん大きな理由のひとつです。しかし同時に、環境負荷が少ないといえる有機生乳の生産に取り組む酪農家と協力しあい、オホーツク地域の酪農を持続可能にしていきたいという創業当初からの願いがあるため、他の牧場の有機生乳も使用しています。
- Q. 有機生乳を原料にしている商品はどれですか?
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A. 商品名に「有機」と入っているものと、「ソフトミックス」も有機生乳を使用しています
有機JAS認証の商品には有機JASマークがつきますが、それらの商品はすべて原材料に有機生乳を使用しています。商品は有機規格ではありませんが、ソフトクリーム原料の「ソフトミックス」の原料乳も100%有機生乳です。
- Q. 他の牧場の有機生乳を混ぜて品質は落ちませんか?
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A. 有機かどうかに限らず、生乳の流通には乳成分や衛生面で法的な規格基準があります
有機生乳の場合、牛の飼料にも基準があります。生乳の風味は牧場ごとに違いますが、風味の傾向に大きな変化はありませんので、品質が落ちるとは考えておりません。
有機生乳の仕入れ元となる牧場は、私たちと同様のこだわりを持って酪農を行っています。また有機JAS認証取得についても法的な基準が設けられており、それをクリアしている有機生乳ですから、生乳の生産牧場の違いで商品の質が低下することはありません。