おこっぺ牛乳のお話し
おこっぺ牛乳のお話
ごまかしのない、美味しくて、安全な牛乳をお届けするために。
おこっぺ牛乳は、牛たちに与える牧草を化学肥料を使わない農法で育てています。
ふくよかな口あたりで1988年から愛され続ける、オホーツクおこっぺ牛乳。
私たちは、おこっぺ町の大自然から生まれる牛乳の美味しさを守るため、
数を追求することを行いません。
100ヘクタールの牧場に放牧されている搾乳牛の頭数は50頭前後。
その牛一頭一頭の個性を大事にし、ストレスをかけない飼育をしています。
なぜなら、健康な牛から生まれる牛乳が一番美味しいことを、私たちは知っているからです。
ノースプレインファームの「オホーツクおこっぺ牛乳」は、真っ白ではありません。
光の反射により、ほんのわずか、グレー・イエローがかって見えます。しかも、季節によってかすかに色づき方が異なります。
初夏から秋にかけては、放牧され食べた牧草(青草)の色素(βカロチン)が反映されますし、冬から初春にかけては青草にまけない栄養価をもつ乾し草の給餌によってむしろ白色に近くなります。牛たちも人と同じく食事の内容が牛乳の色となって表れるのです。
朝の搾乳後、搾りたてのミルクは同じ牧場敷地内にあるプラントへ直ぐに運ばれ、3時間以内を目処に低温殺菌処理が行われ、ビン詰めされていきます。この間、あえて一般的な「ホモジナイズ」製法は行っていません。
「ホモジナイズ」とは、クリームラインという脂肪球の層ができるのを防ぐための均質化処理。
「おこっぺ牛乳」は、牧場のミルクプラントから直接お届けできるメリットを活かし、牛乳本来のコクと風味を味わっていただくため、ホモジナイズをせずに低温殺菌処理だけを行う「ノンホモジナイズ」牛乳です。
ビンの紙キャップをとると、クリーム分が付着していますが、それは言葉を換えれば「生きた牛乳」に近いことの証でもあります。
自然に浮いたクリームですので、安心して、牛乳と一緒にお楽しみいただけます。
牧舎では毎日、朝夕2回の搾乳を行いますが、雑菌が混じらないよう十二分に注意し、衛生管理を行っています。
さらに品質を維持し、多くの方に安心してお飲みいただけるよう、搾乳後は素早く、65℃で30分間加熱する「低温殺菌(パスチャライズ)」処理を施しています。牛乳の栄養成分や風味が損なわれにくい処理です。
この後、衛生検査を経て、搾りたてにより近い「おこっぺ牛乳」が牧場から送り出されています。